成年後見

家裁が押し進める後見信託は、ある意味で自己決定権を尊重するという

成年後見制度の理念に反するという記事に遭遇する。

私たち専門家も家裁が押し進める後見信託ばかりを行っていると、本来の

成年後見制度とかけ離れた業務になるのではないかと危惧するが、

将来の認知症患者が700万人に達するというデータを目の当たりに

すれば、専門家集団の養成を早急に行われなければならないという

ことが喫緊の課題であることが分かる。後見人の親族がカード社会に

なっているおかげでいとも簡単にお金がおろせ、着服するケースは

枚挙にいとまがない。